「姿勢を良くしよう」と言われますが、何のため?
結論:美しい姿勢 = 本来のカラダの機能を正常に使える状態☆
今日は、背骨について書きますね!
解剖学を学ぶ前、背骨について、深く考えたことがありませんでした。
柱みたいな「背骨」っていう骨が一本、背中側にある。
それぐらいにしか考えてなかったです(;’∀’)
そんなド素人だった私だから、分かりやすーく解説できると思います(笑)
①背骨って、何個あるの?
「背骨」には、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個の小さな骨が、カーブを描きながら連なっています。
そして、その下に、仙骨・尾骨があります。
上から順番に、見ていきましょう。
まず「頸椎(けいつい)」が、7個
「胸椎(きょうつい)」が、12個
そして「腰椎(ようつい)」が5個
②姿勢が悪いと、どうなるの?
頸椎・胸椎・腰椎と 連なった背骨が
きれいな「S字カーブ」を描くことによって、歩いたり 走ったりする時の 地面から脳へと伝わる衝撃を 吸収しています。
デスクワークや、スマホの見過ぎなどで、うつむく時間が長く、猫背の状態が続いてしまうと、この「S字カーブ」が崩れてしまいます。
それにより、頸椎や腰椎等に過度の負担がかかります。
積み木を積み重ねる時に、倒れないように調整しますよね。
同じように、背骨も、バランスを取ろうとして、S字カーブが歪んでいきます。
頸椎の下にある、胸椎は、肋骨とくっついています。
猫背になると、肋骨ごと、胸椎も下を向いて固まってしまいます。
バストが下がって、見た目にも5歳以上、老けて見えますね。
呼吸も浅くなります。メンタルにも影響を及ぼします。
悪い姿勢で過ごしていて、体に良いことは 何一つありません。
肋骨は、骨で心臓や肺を守っています。
鳥かごみたいな肋骨全体が、猫背で下を向くと、その上にある頸椎も、引っ張られてしまうので、首こり、肩こりの根本的な原因になります。
肩だけをマッサージしてほぐしても、肋骨が下向きに固まっていたら・・・
土台が崩れた欠陥住宅をイメージしてみてください。
土台から治さないと、ねぇ(;^_^
また、猫背になると、肋骨の上に乗っている肩甲骨の位置も、本来の位置からずれてしまって、肩の関節の嚙み合わせが悪くなります。
腕を上げづらくなったり、四十肩・五十肩の原因にも。
つまり、姿勢が悪くなると、肋骨が歪んで固まり、肋骨の上にある頸椎に負担がかかり、首こり・肩こり、頭痛などの不定愁訴の原因となります。
そして、肋骨の動きが悪くなり、胸椎の可動域が狭くなると、胸椎の代役として、肋骨の下にある腰椎を使い過ぎて、腰痛になることもあります。
要するに、悪い姿勢のまま 肋骨が固まると、あちこちにしわ寄せがくる、ということです。
③姿勢を改善するには?
私は、肋骨を、鳥かごのようなイメージでとらえています。
そして、その鳥かごがサビると、上下(首肩、腰)に負担がかかる。
なので、鳥かごがサビないように、こまめに背骨を動かすこと!
をオススメしています。
動かしていると、サビないでしょう(^^♪
長時間同じ姿勢のデスクワークの方は、一番、サビやすいですから、意識してこまめにサビ取りしていきましょう。
背骨を動かすと、肋骨のサビ取りになるので、肩こり、首こり、腰痛などの予防や、根本的な改善につながります☆
背骨を動かす方向は ①丸める、反らす ②横を伸ばす ③水平に体をねじる の3パターン
ラジオ体操には、この①~③のすべての動きが含まれています。
だから、本当に良い運動なんです☆
ラジオ体操でも、いつでも、おへそをへこませて!
2インチ小さいサイズのジーンズを履いているようなイメージを忘れずに!
(詳しくは、これまでの記事をご覧ください)
サビた状態で頑張っても、動かない部分を、他の部分が余計に動いて
代役を果たそうとする。
なので、何をするにも、まず、ベースとして、機能を改善すること。
土台を整えてから運動した方が、体を壊すリスクを軽減できると思います。
健康のために運動するのであれば、体を壊さないための知識を得て、正しく動かせる状態を取り戻してから、をオススメします。
結論:美しい姿勢=あなたの本来の姿勢☆
体の機能を発揮できる快適な状態
ここまで、お読みくださり、ありがとうございます。
来週から、定期レッスンが増えることになりました。
この「身体のトリセツ」定期更新がちょっと難しくなりそうですが、今後もがんばっていきます!
できる時に、できることを随時、記事にしていきたいと思います。
他にも、お伝えしたことがたくさんあるので。
電子書籍の出版も検討中です!(^^)!
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